日米中FTAか 2018 10 28
中国企業としては、
日米FTAを望んでいるかもしれません。
中国企業から見れば、
トランプ政権による高率の関税によって、
アメリカ市場から締め出されてしまったような状態です。
しかし、日本に工場を建設して、
日本から「日本製」として輸出すれば、
アメリカ市場にアクセスできると考えるかもしれません。
中国企業の経営者としては、こう嘆いているでしょう。
過酷な競争を生き残って、やっと大企業に育てたのに、
大きくなったら、共産党の支配下になるというのでは、
「やってられない」と思うでしょう。
そう思う経営者がいるならば、
中国企業は、丸ごと日本に引っ越しをすればよいのです。
日本は、中国の優秀な企業の「亡命」ならば歓迎します。
「二〇二五年、日中企業格差」(近藤大介 PHP新書)という本には、
このようなことが書いてありました。
テンセントの新本社ビルの一階入り口には、
巨大なサイコロを立てたようなモニュメントが建っていた。
そこには、「跟党一起創業」(共産党とともに創業する)という、
漢字6文字が彫り込まれていた。
(引用、以上)
それにしても、日本と中国は、漢字文化の国なので、
日本人が中国語を見ると、
だいたい意味がわかってしまいます。
もちろん、これは、学校教育で、
「漢文」(中国古典文学)を教えているからでしょう。